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村上豊彦(代表取締役社長)のフォルテック

技術

フォルテック株式会社の概要

フォルテック株式会社は、大阪府大阪市中央区に本社をもつ理化学機器の総合商社で、1935年に創業されました。フォルテックは、研究用機器や計測機器・科学機器の販売を行っているオンリーワン企業です。主に産業機器分野と看護及び介護用品分野に高い実績をもっています。

フォルテックは、理化学機器をカタログ販売し、日本のどの研究室にもフォルテックのカタログが置いてあるという最大手企業でもあるフォルテックは、リーマンショックですらも小さな減益で乗り切ったという優良企業です。

日々専門化・細分化する業種ごとに専門チームを組んで対応し、バイオ関連産業や半導体製造産業などのエリアで、分析・特殊機器から消耗品まで、広い範囲の商品を取り扱っています。

村上豊彦 代表取締役

そんなフォルテックの代表取締役 村上豊彦(むらかみ とよひこ)氏は、平成20年に前社長 村上智明氏からバトンを受け取りました。革新と創造を経営理念に掲げ、フロンティア精神を胸に常に挑戦し続けるオンリーワン企業として顧客満足度の追及で未来を拓くというモットーを掲げた企業活動を展開されています。そこで、村上豊彦氏についてご紹介したいと思います。

村上豊彦氏は、フォルテック株式会社の現代表取締役社長です。村上豊彦氏は1989年3月に大阪大学商学部卒業され、1996年3月に入社されました。その7年後、国際事業部長になられ、2003年4月に商品本部長兼商品購買部長、そして2007年に代表取締役社長になられました。同時に営業本部長やマーケティング本部長なども兼任されてこられました。

村上豊彦社長の経営方針について

フォルテック株式会社は科学技術立国を掲げ日進月歩の発展を遂げた日本の科学技術とともに発展し、カタログという媒体を通じて豊富な品揃えにより、試験管一つでも直ぐにお客様に届けるというビジネスモデルを磨いてきました。

今日の社会情勢においては、グローバル競争が激しさを増し、開発競争を含めて企業を取り巻く環境がますます厳しくなっています。そんな中、科学技術の世界はナノテクノロジーやバイオテクノロジー、再生医療などの新たな革命の時代が到来しています。

村上豊彦氏は目覚しいスピードで変化していく社会にあって、求められる価値が高度化・多様化してきている中、今後も革新と創造という経営理念のもとに新しい分野を切り開いていくという決意を新たにされておられます。また、フロンティアスピリットをもち、高度化・多様化するお客様のニーズを捉えながら、お客様に喜んでいただける商品とサービスを提供するということを重視した経営を行われることを決意されています。

村上豊彦氏の経営ビジョンについて

村上豊彦氏は2015年3月期にROE目標を含めた意欲的な中期経営計画を発表されました。中期経営計画では、部署横断型のプロジェクトチームの発足や、成長の柱としてeコマースと新規事業、そして海外といった視点が盛り込まれました。この中期経営計画は、2009年から2011年まで、代表取締役就任当初の第3の創業期において、先端を支える先端企業として社会的使命を果たすことをかかげて事業展開に取り組んできた村上豊彦氏の経営ビジョンが反映されています。

現フォルテック会長・CEO村上豊彦氏は1967年から35年に渡って社長として会社を率いてこられました。1996~2001年には東証・大証一部への上場達成や社名変更があり、村上科学という長年親しまれた名前からフォルテックに社名が変わりました。また、改革による業務基盤を強化や事業のグローバル化なども進み、本社ビルの建設移転なども行われました。

村上智明氏からバトンタッチを受けた村上豊彦氏の就任後の第3の創業期から2015年中期経営計画が策定されるまでの間には、新社長の持ち味がなかなか発揮されない時期もあったのかもしれません。村上豊彦氏ご自身もご葛藤などもあったのではないでしょうか。前社長が長期間勤められ、かつ結果を残されたというオーナー企業ならではの悩みなのかもしれません。

村上豊彦氏のエピソード

そんな時期なのでしょうか、村上豊彦氏はある会合にご参加されました。そして、その時のことを語っていらっしゃいます。経営者の会で、村上豊彦氏は守秘義務の下で本音や本当の自分をさらけ出すというル-ルで語り合うという機会に恵まれたそうです。会社のことや家族のこと、ご自身のことというテーマでそれぞれ嬉しかったことや悩んでいることなどを話されたそうです。

最初、村上豊彦氏はこんなことまでも他の人に話していいのかと恐る恐る話され始めたそうですが、他のメンバ-の方が本音をさらけだすのを目の当たりにされ、気がつくとご自身もこれまでなら人前で口にされなかったことも話され、ご自分の喜びを他の方と共有されたことで、悩みなども受け止めてもらえ、それだけでもすっきりとした気持ちになることができたとおっしゃられていました。

さらに、その集まりではそのような気持ちに対して全力で寄り添い、支え合うというルールゆえ、メンバーからからのフィードバックはとても鮮烈で、メンバーのこれまでの経験や人脈を駆使し、全力で向き合ってくださったということでした。

支えてもらったことで、今度はご自分が全力でメンバ-を支えたいと思うようになられたとおっしゃられています。心を開きあってよい関係が構築できるようになると、お互いの共有することに関する質がどんどん高まってくるという実感があり、またご自身をさらけだすことは何も怖いことではなく、心が強くなっていくことができたとおっしゃられています。その結果、こうありたいという思いが強くなって、自身がどんどんと前向きな意欲をもてるようになっていかれたとおっしゃられています。

そのような中で、社内より人事制度改革に取り組みたいという打診が人事部門からあり、部からコンサルタントを紹介されたのです。最初は、制度見直しには賛同するけれども、自分たちの会社がどのように在りたいかが明確にならないと、仏は作れても魂を入れることができないと伝えられたそうです。

しかし、人事部に押され、丁寧にお断りするつもりでコンサルタントにお会いになられたそうです。そして、人事コンサルティングの提案は上記の理由で時期尚早とお伝えしたところ、そのコンサルタントの方は食い下がる様子もなくそうですねとさらりとおっしゃられたそうです。

拍子抜けしていると、真面目な雑談が得意と雑談をはじめられ、間もなく人の話を受け止めるのが上手なコンサルタントさんにお話を聞いていただくようになられたということです。カリスマ経営者の先代からバトンを受け、ご自身のカラ-を出しきれず悶々とされていたことや、有能な社員がもっと充実感を持って仕事に取り組めるようになってほしいことなどを話されました。

そして、そう言えない理由である小さなデコボコを放っておかずにみんなでコツコツ埋め、10年たって振り返ってみた時にいい会社になったと思い合いたい、そして、まずは自由闊達に言いたいことを言い合う雰囲気作りから始めたいと延々と想いをぶつけられたのです。
コンサルタントさんは黙って聞かれ、それをやりましょうとあっさりとおっしゃられたのでびっくりされたと村上豊彦氏はおっしゃられています。

村上豊彦氏は社外で経験したようなことが社内でできたらとても変化につながるという期待をもたれると同時に、もしかしたらパンドラの箱を開けてしまうのではないかと心配されたともおっしゃられています。しかし、覚悟を決め、コンサルタントさんに在りたい未来を探求する研修をお願いされたのです。

その研修はとても好評で、頭が割れんばかりに疲労困憊してボロボロになったメンバ-までもこぞって継続すべきという声があり、全社員の2割近くが向き合ってくれたのです。そして3期4年間継続したコンサルティングによって、研修を受けたメンバ-から周囲にいい伝播も始まり、社内のいい兆につながりました。村上豊彦氏は、全身全霊を捧げて向き合われたコンサルタントさんに対し、とても感謝をされ、これからもご自身にとって大切な人であり続けると思っているとおっしゃられています。

そんなエピソードからも村上豊彦氏はとても誠意のある思いやり深い方で、責任感をもってご自身の使命を果たされようと懸命に取り組んでいらっしゃる姿がうかびますよね。
現在は、既に中期経営計画が定められ、2020年3月期に売上高600億円を目指し、一丸となった5ヵ年計画が進行中です。

フォルテックの今後

フォルテックはこれからも研究・医療機関、先端産業などを通じ、理化学機器の総合商社としてますます発展していく期待度の高い企業ですね。

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