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東宝株式会社の事業内容、特徴

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東宝株式会社は映画製作や配給、映像事業などを主力事業に企業活動を行っています。一般的には映画会社として周知されていますが、土地や建物に関する不動産経営にも携わっています。ここでは、企画や製造、営業、宣伝、管理など幅広い職業能力が配属する東宝株式会社の特徴や事業内容についてご紹介していきましょう。

東宝株式会社の特徴について

東宝株式会社は東京宝塚劇場という名前で1932年8月に設立されました。現在の社名に変更されたのは1943年12月で、株式会社ピー・シー・エル映画製作所などを組織とする東宝映画株式会社と合併するタイミングで「東宝株式会社」という社名になりました。代表者である島谷能成氏のもと、2018年2月の時点では従業員385名が会社に在籍しています。

本社は東京都千代田区有楽町に所在していますが、この他東京や大阪、ロスアンゼルス・ニューヨークにスタジオや事業所を構えています。近年は映画製作に対して積極的な姿勢を取っており、アニメ事業室を新設や音楽レーベルを立ち上げ、アニメ事業も強化させています。

東宝株式会社の事業内容

東宝株式会社の創業者である小林一三氏は、大衆に健全な娯楽を提供するために映画や演劇を主力に、夢や感動、喜びを提供することを企業の使命と考えてきました。創業当初から映画・演劇・不動産の3本柱を貫いてきましたが、ここで東宝株式会社の事業内容について詳しくご紹介していきましょう。

【映像・映画事業】

企画、製作、宣伝、営業、興行、映像事業、国際

東宝は全国の劇場で年間約30作品もの映画を上映しています。自社で製作した企画やテレビ局、外部のプロダクションと共同製作しながら、年間に上映するラインナップを編成する映画調整も事業の一貫です。営業や宣伝などの効果を活かしヒット作品が狙えるよう映画営業部と連携しながら、公開時期を決めていきます。

シリーズアニメでは「ドラえもん」や「名探偵コナン」、「クレヨンしんちゃん」、「妖怪ウォッチ」などの代表作品があります。また、映画製作に置ける契約業務や映像作品の企画から制作、作品の収支予算の管理、企画プロデュースを推進する部門も進行中です。東宝の作品をより一層広めていくために国際部門では、日本から海外へ映画やアニメを発信する活動も行っています。外国語向けの宣伝材料をはじめ、字幕の吹き替え台本の製作・管理なども国際部門の仕事です。

【演劇事業】

東宝では良質なライブの醍醐味を観客に届けるための演劇部が設けられています。舞台を製作するためには企画編成室をはじめ、国際室、プロデューサー室、製作監理室、事業推進室、宣伝室、営業監理室など各工程による作業が必要不可欠です。

2011年に開場100周年を迎えた帝国劇場は、歌舞伎や洋楽、クラシックバレエ、宝塚劇場、オペラ、ミュージカル、映画上演など株価酢のエンターテイメントを世に送り出しています。それまでには企画内容の集約や海外との窓口、企画の立体化、作品販売、観客と劇場の結び付けなど、様々な活動が繰り広げられています。

【不動産経営事業】

東宝も不動産経営は財務基盤を支えるための陰の存在とも言えます。創業者である小林一三氏は、東京に大劇場を建てることを夢見ていました。そして、1930年代に東京宝塚劇場や日比谷映画劇場、有楽座がオープンし、多くの人々にエンターテイメントをお届けするための文化的街づくりを実現させたのです。

そこから大阪・梅田にHEPナビオ、有楽町に有楽町マリオン、渋谷に渋東シネタワーなど老朽化した映画跡地を有効活用する不動産経営事業がスタートしました。現在東宝は不動産分野において全国120ヶ所の所有不動産を有効活用し、当社ならではの街づくりや周辺地域の活性化を果たしています。

【管理事業】

東宝株式会社の組織としての基盤を支えていくために、管理事業は欠かせない要素です。管理事業は以下の部門で構成されています。

  • 経理財務部
  • 人事部
  • 総務部
  • 法務部
  • 情報システム部
  • 経営企画部

東宝のビジネス特性を見つけ出すには、各部門の業務が必要です。ここでの管理業務は映画や演劇と密接な関わりがあり、各部門で求められる使命はそれぞれ違います。例えば、法務部では映画や演劇など会社全般の管理をする他、作品キャラクターの知的財産権の管理、コンプライアンスの整備などが主な業務です。経営企画部では、東宝の魅力ある特性を具体化するために各部門またはグループ会社のかけ橋となる役目があります。

まとめ

このように東宝株式会社は各組織・部門を強化し長い年月をかけて「映画」「演劇」「不動産」の3本柱を築き上げてきました。昨今の技術革新により経営環境に変化が見られますが、新規事業企画やイノベーションカンファレンスの新設など東宝は事業領域を拡大させた戦略を進めています。

また、創業者の原点からブレずにまっすぐ事業に専念していることも、東宝株式会社ならではの事業展開と言えるでしょう。一時は映画製作部門が大幅に縮小されるなど観客減少に悩まされたこともありましたが、これまでの上演回数は3,000回を超え、40本以上の映画作品で興行収入50億円を上回るなどといった快挙を成し遂げ、今後東宝カラーがさらに強まっていくことが期待されています。

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