出光興産株式会社は明治時代に創業されたエネルギーの老舗企業です。2019年に「昭和シェル石油」と経営統合をし、さらに強固な立ち位置を築き始めています。本記事では、事業内容や、実際に働いた方の口コミを元に出光興産株式会社がどんな企業なのかを紹介していきます。
出光興産株式会社ってどんな企業?
商号 | 出光興産株式会社 |
トレードネーム | 出光昭和シェル |
本社所在地 | 帝劇本社 〒100-8321 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号 |
電話番号 | 03-5531-5861 |
創業 | 1911(明治44)年6月20日 |
出光興産株式会社は日本のエネルギー企業です。2019年の4月1日に「出光興産」が「昭和シェル石油」を経営統合にて完全子会社化し、現在は商号を「出光興産」、トレードネーム(呼称)は「出光昭和シェル」となっています。
そのため、「出光昭和シェル」としての歴史はまだまだこれから刻んでゆく事となりますが、統合新社の母体である出光興産・昭和シェル石油はどちらも明治時代に創業され、戦中・戦後の時代も日本のエネルギー産業を支えてきた老舗企業です。出光興産株式会社は、統合によって「出光興産」と「昭和シェル石油」それぞれの会社が大事にしてきたものや歴史を失う事のないよう配慮しながら、統合によって日本のエネルギーセキュリティを担うに足る強固な経営基盤を築いて行く事でしょう。
出光興産株式会社を支える5つの事業
「出光昭和シェル」と聞いて真っ先にガソリンスタンドを思い浮かべる方も少なくはないのではないでしょうか。出光興産株式会社は、国内に7つの製油所を保有しており、国内の様々な地域で安定したエネルギー資源の供給を実現させています。海外においては、アジア・環太平洋において事業を強化しています。
出光興産株式会社の持つ石油化学工場は2つ。オレフィン(エチレン、プロピレン、ブタジエン)の製造・販売やアロマ(スチレンモノマー、BTX)の生産・販売などあらゆる素材の出発点となる重要な基礎化学品に関わっています。
「出光興産」「昭和シェル石油」それぞれが培ってきた技術を使い、変化する社会のニーズに合う資源などを製造販売、研究開発しています。高機能アスファルトは、例えば排水性舗装用・低騒音舗装用などに特化したアスファルトなど。道路に使われているアスファルトを思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。
出光興産株式会社は、風力、地熱、バイオマス、太陽光などの再生可能エネルギーや二酸化炭素の排出が少ないLNG火力を積極的に活用した電力の供給も行っています。分散型電源を採用し、安定的な電力供給を実現しています。
さらに、出光興産株式会社は既存の石油・石炭資源の資産価値の維持・向上やアジア圏でのガス田開発にも着手しています。オーストラリアにも自社鉱山を保有しており、世界のエネルギーを色々な方面から支える役割を担っています。
出光興産の経営ビジョン
出光昭和シェルのサステナビリティサイトには、経営ビジョンとして下記のような事が記載されています。
私たちは、ダイバーシティ&インクルージョンをもとに、環境・社会と調和を図りながら、お客様・ステークホルダーとともに、新たな価値創造に挑戦し続ける日本発のエネルギー共創企業です。引用:出光昭和シェル サステナビリティサイト
出光興産株式会社の企業理念|大切にしているのは「人の力」
「人は、無限のエネルギー。」という当社のスローガンには、人の力を信じ、大切にするという想いを込めています。一人ひとりが能力を最大限発揮し、皆がやりがいをもって活き活きと働きながら、社会に貢献する「人が中心の経営」をこれからも実践していきます。
と綴られたトップメッセージにもあるように、出光興産株式会社は「人の力を信じて任せる、仕事を通じて人を育てる」という方針を大切にしています。世の中の役に立つ、尊重される人材を育成する事によって、社員ひとりひとりが最大限に能力を発揮でき、その結果として企業が成長していく。「人」が活き活きと働ける環境を整える事が経営陣の最大の責務であると社長は語っています。
それを裏付けるように採用の間口も広く設けており、新卒採用・キャリア採用だけではなく庶務業務を担う方の障がい者採用、15社以上ものグループ会社採用、全国の給油監視員やローリードライバーなどのパートナー企業採用などがあります。また、大学生・大学院生・高専生対象のインターンシップなども開催しています。
型にはまらない「変化の100年」
明治時代に創業し、創業100年を越えた出光興産株式会社。採用サイトでは、これまでの100年を「多彩な事業を展開してきた「これまでの100年」」表現し、これからの100年を「型にはまらない「変化の100年」」にすべく新たな人材の発掘に取り組んでいます。
社員はどう感じている?出光興産株式会社の口コミ
社員ひとりひとりが最大限に能力を発揮できる環境の実現を経営陣の責務として捉えている出光興産株式会社。実際に働いた人はどう感じているのでしょうか?口コミを調べてみました。
給料が良い
ひとりひとり責任のある仕事が与えられ、年齢の割に給料が良いと感じている。残業は自分の場合月に10時間程度あるが、残業手当やその他の手当は確実に全額支給される。
残業の時間は少なくても月に10~20時間などやはり配属によってバラつきはあるようですが、サービス残業はないと書かれている口コミが目立ちました。賞与もしっかりと出ているようです。
研修が充実している
研修センターなどがあり、研修施設が充実しています。泊まり込みの研修もありますが、充実した内容でした。新卒社員の定着率も良いと思います。
入社時や研修時にはしっかりと経営理念や会社に関する資料集を読むという口コミも。社員の教育はとても熱心に行う企業のようです。新卒社員はもちろん、中途採用の社員や中堅社員にもしっかりとそれぞれに合った研修が行われるようです。
福利厚生がとても良い
福利厚生はかなり充実している。社員のために住宅は必ず会社が手配してくれた。勤務期間はそれなりに長くなるが、住宅で苦労した事は一度もなかった。
住宅手当などを含む福利厚生の充実を賞賛する口コミが圧倒的に多く見られました。人の働く環境を整えるには、まず住宅からという事でしょうか。中には「転勤による別居の場合は月に一度の帰省費用を負担してもらえる」などの声も。
まとめ|出光興産株式会社は人を大切にする会社!経営統合で新たな100年を進む
2019年4月1日、老舗企業同士が統合し「出光昭和シェル」として新たな一歩を踏み出したばかりの出光興産株式会社。「人は、無限のエネルギー。」と掲げるスローガンの通り、トップメッセージや採用サイト、口コミなどからでも人を大切にする会社だと言う事が強く主張されています。そして、2030年に向けて「レジリエントな事業ポートフォリオの実現」と「社会の要請に適応したビジネスプラットフォームの構築」という基本方針掲げ、出光興産株式会社はまた新たな100年の歴史を進んで行きます。
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