テレビCMでお馴染みのオークション型転職サイト「キャリオク」を運営するのがSBヒューマンキャピタル株式会社です。転職サイトのことは耳にしたことがあっても、運営する企業についてはよく知らないという方も少なくないでしょう。
自身をオークションに出品するという新しい形の転職サイトを運営するSBヒューマンキャピタルとは一体どんな企業なのでしょうか?今回は事業内容や社風など、SBヒューマンキャピタルについてご紹介します。
SBヒューマンキャピタルとはどんな会社?
SBヒューマンキャピタルの設立は1999年で、創設当初はイーキャリア株式会社という社名でした。現在のSBヒューマンキャピタル株式会社に社名を変更したのは2004年、転職アドバイザー発見サイト「イーキャリアFA」をオープンさせた年です。テレビCMやその形態の新しさから、オークション型転職サイトの「キャリオク」へ注目しがちですが、キャリオクの他にもIT・技術系専門サイトや派遣情報サイトなど、世間のニーズに応じた様々な転職サイトを開発・運営しています。
他社の転職サイトを利用した方の中には、目ぼしい求人情報がない、情報がなかなか更新されない、などといった経験をした方もいるのではないでしょうか?SBヒューマンキャピタルは大手企業のソフトバンクが母体となっているので情報収集力が高く、毎日情報が更新されるのでスピード感を持った転職活動ができます。
SBヒューマンキャピタルとは何をしているの?
SBヒューマンキャピタルの主な事業内容といえば各種転職サイトの運営になりますが、その活動は多岐に渡ります。求人や採用を検討している企業に対して自社が運営する転職サイトへの求人広告掲載やプロモーションの支援を行ったり、豊富な実績と経験を活かし、企業の採用サイトの構築支援を行うなど積極的に働きかけることで人材ネットワークを広げていきます。
転職サイトとは転職したい人と、求人や採用をしたい企業の橋渡しだけでなく、それに付随したネットワークを活用して新たなニーズをつかむ場でもあるといえるでしょう。求職者の
“転職に精通したコンサルタントにアドバイスをもらいたい”
“自分の価値をわかってくれる企業に就職したい”
というニーズと、人材採用を検討する企業の
“自社サイトを経由して採用を行いたい”
“人材紹介サービスを利用して採用を行いたい”
というニーズがSBヒューマンキャピタルに集まることで、これまでになかった転職サイトが次々と誕生したのです。
プロスポーツ選手への支援
プロ野球球団の運営も行うソフトバンクグループならではの試みも始まっています。日本プロ野球選手会と日本バスケットボール選手会とともに、引退後のプロスポーツ選手のセカンドキャリア支援がその一つです。
「イーキャリアNEXTFIELD」では引退後の選手に対する求人情報の掲載やコンサルタントへの面談依頼ができ、個々に合わせたセカンドキャリア支援を行える仕組みが整っています。プロスポーツ選手はその特殊な活動から、引退後の選択肢が少ないことが以前から危惧されていました。チーム単位での支援にも限界があるなか、プロ野球球団を運営するソフトバンクグループが包括的な支援策を打ち出したのです。
引退後のセカンドキャリアに手厚いフォローがあると知ったうえでプロ活動ができるのは精神的にも支えとなります。結果として選手たちがより良いパフォーマンスができることは、プロ野球球団を運営するソフトバンクグループとしても強く望むところでしょう。
働き方が変わる時代にも対応
SBヒューマンキャピタルにはギルドワークスという子会社があります。主な事業内容は、企業の情報システムの構築を請け負うSI事業をクラウドソーシング型で提供するといったものですが、サービス企画から受託開発、現場でのコーチと幅広く展開している企業です。
全国に3,000人を超えるエンジニアネットワークを状況に応じて編成し、依頼内容に適したチームを組み、プロジェクトをマネジメントします。設立は2014年とまだ新しい企業ですが、変わりゆく時代に沿ったこれからが期待できる企業といえるでしょう。
SBヒューマンキャピタルの社風は?
SBヒューマンキャピタルの経営理念は“「働く」を変える。”です。「働く」との出会い方や「働く」の新しい形を提案することを経営理念としており、それは事業内容からもうかがえます。さらに、SBヒューマンキャピタル行動指針にはスピードを楽しむ、挑戦を楽しむ、No.1を狙うことを楽しむなど、楽しく努力することが謳われています。これまでにない新しい仕組みを作るのは簡単ではありませんが、SBヒューマンキャピタルでは常に新しい転職の仕組みを提案し続けています。それは掲げられた行動指針を社員が理解している結果といえるでしょう。
SBヒューマンキャピタルは社員の平均年齢が30代前半と、フレッシュな企業です。社員の半数以上が中途入社で、働きが認められれば20代でも管理職へ登用されるなど固定概念にとらわれない社風が新たな発想を生む環境になっているのかもしれません。“楽しく努力する”という行動指針は、言い換えれば自分で目標を定めて結果を出すために自分から行動するということです。社員の多くが中途入社ということは、様々なキャリアを持った人たちが集まっているということになり、それぞれが自分の得意分野やキャリアを活かし、SBヒューマンキャピタルは成長してきたのです。
そのため、上司からの指示を待つ受け身の態勢では務まらず、自分の考えや発想をアピールしていく積極性が求められるでしょう。柔軟な勤務体制で育児中の社員も多いSBヒューマンキャピタルは、自分の力を試したい、新しいものを作り出す場に立ち会いたいという方には向いている職場環境です。
まとめ:「キャリオク」のような画期的なサービスを考案できるフレッシュな企業
今回は、自身をオークションに出品するという新しい形の転職サイトを運営する、SBヒューマンキャピタル株式会社について、その事業内容や社風、求められる社員のあり方などをご紹介しました。転職というカテゴリーの中で常に新しい提案をし続けてきたSBヒューマンキャピタルは、若くて行動力のある社員で構成されるフレッシュな企業でした。今後も新たな提案をしてくれると期待できる企業といえるでしょう。
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