神澤光朗院長は、F.D.P(フレンドリー・デンタル・パートナーズ)の代表を務めている人物です。神澤光朗院長は、現在の日本の歯科医療を変えていかなければいけないという思いでF.D.Pを創設しました。
本記事では、神澤光朗のプロフィール、F.D.P創設に至った経緯、目的、活動内容についてご紹介していきます。
神澤光朗のプロフィール
![]() 神澤光朗院長 |
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神澤光郎氏は現在、神沢歯科医院の院長、そして自身が創設したF.D.Pの会長を務める人物です。神澤光朗氏は1958年、静岡県浜松市に生まれ、静岡県浜松北高校、国立徳島大学歯学部を卒業しました。大学卒業後は地元浜松市の勤務医として経験を積み、1989年に神沢歯科医院を開業。現在、歯科医として地元の方々への歯科治療と口腔ケアのサポートを行っています。1999年には医療法人社団 彩生会の理事長に就任しました。
F.D.P(神澤光朗創設)とは?創設の目的や理想の医療の在り方
F.D.P(フレンドリー・デンタル・パートナーズ)とは、主に、技術力、ブランド力向上を目的とした個人の歯科医院が集まって行う欧米のようなグループ医療です。神澤光朗院長はそのような医療体制を理想とし、F.D.Pを創設しました。
日本の医療において、開業医が一国一城の主にようになっているケースが多く、また、医療法人がチェーン展開し分院を増やしています。個人の開業医やチェーン展開の分院だけでの運営では治療技術の向上が難しく、結果として様々なリスクが生じる可能性があります。神澤院長はそれを危惧し、歯科医院の大規模な集合体を作ろうとしているのです。
集合体と言っても、F.D.Pに加盟する歯科医師の一人ひとりをしっかりと尊重し、地域に貢献できるブランド力を付けるためのものです。地域の歯科医院同士を刺激し合い、治療の質を高め合うことにより、各歯科医院のブランド力は増していきます。そしてそれは、患者の集客力向上にもつながり、歯科医やスタッフも集まりやすい環境になると神澤院長は考えています。これこそが、神澤院長が理想とする医療の在り方だと言えるでしょう。
【F.D.Pの理念】
- 協力し助け合い生産性を向上させる
- リソースを共有する
- 個々の治療を尊重する
- 患者の健康サポートを第一に考える
F.D.Pの活動内容と具体的な症例
F.D.Pに加盟する歯科医が集まる集会では、各歯科医院がそれぞれの症例を持ち寄り、検討会を行います。各医院がそれぞれの治療方法について意見交換をすることで、各歯科医院の治療技術向上を目指しています。それだけではなく、歯科医院として運営していく中で生まれる悩み事を相談する場にもなっています。
F.D.Pに持ち寄った症例には、どのようなものがあるのでしょうか。具体例をいくつかの実例をご紹介します。
【難しい親知らずの抜歯の症例の検討】
親知らずは、症例によって難しい場合があります。CT撮影をすることで、どのような状態か確認して治療に取り掛かるのですが、F.D.Pで検討された症例はかなり難しいものでした。
はんだ歯科医院の板東先生からも、難しい症例であるため、Ext可と判断されました。
※Extは、抜歯という意味です。
症例自体がとても難しいこともあり、患者様にはしっかりと説明し、抜歯することになりました。
【重度歯周病患者の今後の治療方針について検討】
歯周病は、完治が難しい病気です。しかし、きちんとケアしてあげれば、症状を改善へと導くことはできます。そのため、F.D.Pではメンテンナンスのフォローをしていくのが良いのではないかと判断されました。
【前歯の美容的治療の計画、方針の検討】
前歯の美容的治療には、様々な方法があります。具体的には、レジン前装やMB、ジルコニア、e-maxといったものがありますが、見た目や強度においてメリットが大きいe-maxが良いと判断されました。e-maxは、一般的な陶材の3倍~4倍となっています。また、審美性にも優れているため、見た目を重視したい人にもおすすめできる方法です。
【ホワイトニングの予後について検討】
ホワイトニングは、笑顔を魅力的にするなどの目的で行う人が多くなっています。審美性に優れているホワイトニングですが、治療中にしみることがあります。そんな中で、しみることなくホワイニングできるティオンという材料をおすすめしました。
ティオンは、ホワイトニング材を塗り、光を当てるだけなので、非常に簡単にできるというメリットもあります。ティオンを用いた治療では、過酸化水素を主成分とするホワイトニング材を使用します。安全性の高さも魅力の1つです。
【入れ歯、ブリッジ等の設計について検討】
入れ歯やブリッジは、経済的な問題に左右されやすいです。自費のものもあれば、保険がきくものもあります。患者様の経済状況に合わせて、最適な治療方法を提案すべきという意見がF.D.Pでは出されました。F.D.Pでは、この他にも様々な症例を持ち寄って検討しています。
症例の中には治療方法に悩んでしまうものも少なくありません。そんな時に1人で悩まなくて良いというのは、開業医にとっても、チェーン展開する分院で勤務している歯科医師にとっても大きなメリットになるでしょう。
神沢歯科(神澤光朗院長)の他、F.D.Pに加盟している歯科医院
神沢歯科の他、F.D.Pに加盟している歯科医院をご紹介します。
神沢歯科(神澤光朗院長)
■理事長のメッセージ:歯科医療を通じて、地域の皆様の健康と幸せに貢献します。
■理事長:神澤 光朗
■住所:浜松市大原町3-7
■電話番号:053-438-3663
はんだ歯科

■院長のメッセージ:”木を診て森も観る”診療 を行っています。
■院長:板東 髙志
■住所:浜松市東区半田山1-22-3
■電話番号:053-401-5517
きらり歯科
■院長のメッセージ:1人1人の患者様を大切に、じっくりゆとりのある治療を心がけます。
■院長:伊藤 隆祥 (※F.D.P執行役)
■住所:浜松市浜北区新新田3-103-3
■電話番号:053-424-7770
みやこだ歯科院

■院長のメッセージ:F.D.Pグループとして頑張っていきたいと思います。
■院長:鈴木 尚
■住所:福岡県糸島市二丈深江1217-6
■電話番号:053-438-3510
まとめ:神澤光朗が代表を務めるF.D.P(フレンドリー・デンタル・パートナーズ)とは?
F.D.Pでは、様々な症例について意見交換し、治療技術を高めています。その中心となっているのは、神沢歯科の神澤院長、および、はんだ歯科の板東先生です。そのため、難しい症例の場合は神沢歯科もしくは、はんだ歯科に相談してみてはいかがでしょうか。
コメント
子供の頃に行った歯医者がめちゃめちゃ痛くて超トラウマになって歯医者嫌いになったんだけど、神澤光朗先生みたいに「患者に苦痛やストレスを与えない」ってことを心がけてくれる歯医者が増えたらいいな~。自分みたいに歯医者にトラウマ持った子供が増えないように、無痛治療がもっと安くてメジャーになればいいのにって思う。
たまたま近くに住んでるからここに通う事にしたってだけだから全然知らなかったけど、神澤院長ってなんかすごい人だったんですね。
めっちゃ偏見で申し訳ないんだけど個人経営の医者って周りの医者はライバルって感じで目的は同じでもあんまり慣れ合わないんだと思ってました。
もしかしたら実際そうなのかもだけど、神澤光朗院長みたいに周りと協力して助け合って生産性を上げていこうって医者もいるんですね。
FDP創設者である神澤光朗院長、お母さんが歯科治療で苦労してたことがきっかけで歯科医を目指したんだって。家族を大切にする人なんだね。
フレンドリーデンタルパートナーズとはもともと欧米の方にあったグループ医療の概念ということで、それを日本の医療界にも浸透させようと奮闘した神澤光朗先生は、とても聡明で挑戦的な方なのだと思います。
個人の医院は大病院に比べるとどうしても症例などの情報が不足してしまうので、このように複数の医院の先生方が集まって意見交換できる場は大事だと思います。