神澤光朗院長は、F.D.P(フレンドリー・デンタル・パートナーズ)の代表を務めている人物です。F.D.Pは、現在の日本の歯科医療を変えていかなければいけないという思いでスタートしました。
歯科医に限ったことではありませんが、日本は開業医もしくはチェーン展開の分院が多くなっています。それでは医療のクオリティが下がってしまうと考えているのです。今回は、そのような考えを持つF.D.Pについてご紹介していきましょう。
神澤光朗院長のF.D.P創設の目的・理想とは?
神澤光朗院長は、なぜF.D.Pを創設しようと考えたのでしょうか。まずは、その目的と掲げている理想について見ていきましょう。
神澤光朗院長がF.D.Pを創設した目的
神澤光朗院長がF.D.Pを創設した目的は、現在の医療の在り方はリスクが高すぎるため、変えていかなければいけないと考えたからです。日本の医療は、開業医が一国一城の主にようになっているケースが多くなっています。また、医療法人がチェーン展開し、分院を増やしています。それは、とても危険な傾向だと神澤院長は考えているのです。そこで神澤院長は、欧米のようなグループ医療を目指すためにF.D.Pを創設しました。[写真(右):神澤光朗院長]
神澤光朗院長が理想とする医療の在り方とは
集合体と言っても、一人ひとりをしっかりと尊重し、地域に貢献できるブランド力を付けるためのものです。お互いに刺激し合い、高め合うことにより、ブランド力は増していきます。そしてそれは、患者様を集めることにもつながり、歯科医やスタッフも集まりやすい環境になると神澤院長は考えています。それこそが、神澤院長が理想とする医療の在り方だと言えるでしょう。
F.D.Pの理念、活動内容
F.D.Pは、理想を実現するための理念を掲げ、活動を行っています。
F.D.Pの理念
F.D.Pの理念は、以下になります。
- 協力し助け合い生産性を向上させる
- リソースを共有する
- 個々の治療を尊重する
- 患者の健康サポートを第一に考える
この理念は、グループ医療を目指している神澤院長だからこそ考え付いたものだと言えます。
特に、「協力し助け合い生産性を向上させる」と「リソースを共有する」、「個々の治療を尊重する」はまさに神澤院長が目指す医療の在り方を指しているのです。
「患者の健康サポートを第一に考える」に関しては、医療業界で働いているなら当たり前のことですが、当たり前を大切にすることもとても重要です。
F.D.Pの活動内容
集会では、それぞれの症例を持ち寄り、検討会を行っているのです。それぞれの治療方法に対するアドバイスをすることで、一人ひとりの治療技術向上を目指しています。それだけではなく、歯科医院として継続していく中で生まれる悩み事を相談する場にもなっています。
相談する場所がないと不安を抱えたままになってしまい、歯科医院を継続する足かせになってしまう可能性もあるでしょう。それでは地域医療への貢献ができなくなってしまうため、F.D.Pは悩み事を相談する場にもなっているのです。
F.D.Pの具体的症例
F.D.Pに持ち寄った症例には、どのようなものがあるのでしょうか。具体例をいくつかピックアップしてご紹介します。
【難しい親知らずの抜歯の症例の検討】
親知らずは、症例によって難しい場合があります。CT撮影をすることで、どのような状態か確認して治療に取り掛かるのですが、F.D.Pで検討された症例はかなり難しいものでした。
はんだ歯科医院の板東先生からも、難しい症例であるため、Ext可と判断されました。
※Extは、抜歯という意味です。
症例自体がとても難しいこともあり、患者様にはしっかりと説明し、抜歯することになりました。
【重度歯周病患者の今後の治療方針について検討】
歯周病は、完治が難しい病気です。しかし、きちんとケアしてあげれば、症状を改善へと導くことはできます。そのため、F.D.Pではメンテンナンスのフォローをしていくのが良いのではないかと判断されました。
【前歯の美容的治療の計画、方針の検討】
前歯の美容的治療には、様々な方法があります。具体的には、レジン前装やMB、ジルコニア、e-maxといったものがありますが、見た目や強度においてメリットが大きいe-maxが良いと判断されました。e-maxは、一般的な陶材の3倍~4倍となっています。また、審美性にも優れているため、見た目を重視したい人にもおすすめできる方法です。
【ホワイトニングの予後について検討】
ホワイトニングは、笑顔を魅力的にするなどの目的で行う人が多くなっています。審美性に優れているホワイトニングですが、治療中にしみることがあります。そんな中で、しみることなくホワイニングできるティオンという材料をおすすめしました。
ティオンは、ホワイトニング材を塗り、光を当てるだけなので、非常に簡単にできるというメリットもあります。ティオンを用いた治療では、過酸化水素を主成分とするホワイトニング材を使用します。安全性の高さも魅力の1つです。
【入れ歯、ブリッジ等の設計について検討】
入れ歯やブリッジは、経済的な問題に左右されやすいです。自費のものもあれば、保険がきくものもあります。患者様の経済状況に合わせて、最適な治療方法を提案すべきという意見がF.D.Pでは出されました。F.D.Pでは、この他にも様々な症例を持ち寄って検討しています。
症例の中には治療方法に悩んでしまうものも少なくありません。そんな時に1人で悩まなくて良いというのは、開業医にとっても、チェーン展開する分院で勤務している歯科医師にとっても大きなメリットになるでしょう。
F.D.Pに加盟している歯科医院
F.D.Pに加盟している歯科医院をご紹介します。
神沢歯科
■理事長のメッセージ:歯科医療を通じて、地域の皆様の健康と幸せに貢献します。
■理事長:神澤 光朗
■住所:浜松市大原町3-7
■電話番号:053-438-3663
はんだ歯科

■院長のメッセージ:”木を診て森も観る”診療 を行っています。
■院長:板東 髙志
■住所:浜松市東区半田山1-22-3
■電話番号:053-401-5517
きらり歯科
■院長のメッセージ:1人1人の患者様を大切に、じっくりゆとりのある治療を心がけます。
■院長:伊藤 隆祥 (※F.D.P執行役)
■住所:浜松市浜北区新新田3-103-3
■電話番号:053-424-7770
みやこだ歯科院

■院長のメッセージ:F.D.Pグループとして頑張っていきたいと思います。
■院長:鈴木 尚
■住所:福岡県糸島市二丈深江1217-6
■電話番号:053-438-3510
まとめ:神澤光朗が代表を務めるF.D.P(フレンドリー・デンタル・パートナーズ)とは?
F.D.Pでは、様々な症例を検討しています。その中心となっているのは、神沢歯科の神澤院長とはんだ歯科の板東先生です。そのため、難しい症例の場合は神沢歯科もしくは、はんだ歯科に相談してみてはいかがでしょうか。
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