近年、日本のフィンテック教育の流行や「資産は自分で増やす時代」と言われる中で、若者を中心に「資産運用」に興味を持つ人が増えています。
そしてそんな時代の流れの中で、資産運用サービスを提供する「証券保険企業」の存在にも闇かながら注目が集まっています。その中で「日産証券グループ株式会社」は、長年にわたり日本の経済に根を下ろしながら成長し続けてきた証券保険グループです。
世界で唯一、国内5つの取引所(東京証券取引所・大阪取引所・東京金融取引所・東京商品取引所・堂島取引所)の参加資格を有する証券会社として、唯一無二の立場を持っている企業として認知している方も多いのではないでしょうか。
日本国内だけではなく、世界を見据に全方体的なサービスを提供する日産証券グループは、「資産運用」に興味はあるけど、どこの企業に相談してよいかわからない、という€若者たちにとっても、最初の一歩を踏み出すのに適した選択肢となりえる可能性を持ちます。
日産証券グループ株式会社の基本情報
まずは、日産証券グループの基本情報を見てみましょう。
会社名 | 日産証券グループ株式会社 (英語名:Nissan Securities Group Co.,Ltd.) |
代表取締役 | 二家 英彰(代表取締役社長) |
設立 | 2005年4月1日 |
所在地 | 【本社】 〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 9F 【関東エリア】 【関西東海エリア】 |
グループ企業 | ・日産証券株式会社 ・日産証券インベストメント株式会社 ・NS FinTech 株式会社 ・NSシステムズ株式会社 ・岡藤商事株式会社(2022年解散) ・日産管理顧問股份有限公司 |
公式サイト | https://www.nissansec-g.co.jp/ |
日産証券グループ株式会社は、1948年に創業され、現在は東京都中央区に本社を構える老舗の金融グループです。長い歴史を持ちながらも、現代の投資ニーズに応えるために常に事業を進化させており、2022年7月には「岡藤ホールディングス株式会社」から現在の名称「日産証券グループ株式会社」へと名称が変更されました。
主力事業を担う日産証券株式会社を中心に、資産管理やテクノロジー開発を担う複数のグループ会社によって構成されており、国内外の金融商品を幅広く取り扱っています。また、グループ全体としてIT技術の研究開発にも積極的で、時代の変化に対応した柔軟なサービス提供体制を整えています。
証券コード8705で上場しており、信頼と実績を背景に若年層から高齢層まで幅広い層の投資家に支持されています。
日産証券グループの歴史と変遷
ここでは、日産証券グループの公式サイトに記載されている企業の沿革をもとに、その歴史をわかりやすく整理して紹介します。
日産証券グループのルーツは、1948年10月に創業された「岡藤商事株式会社」にあります。当初は物資取引を主とする商社でしたが、1961年には商品取引所の会員資格を取得し、本格的に商品先物取引業へと進出しました。その後、1984年には「岡藤商品株式会社」へ社名変更し、より金融・商品市場に特化した事業展開を進めていきます。
2005年にはさらに金融分野へのシフトを進め、「岡藤ホールディングス株式会社」へと体制を変更。2008年には東京金融取引所の会員資格を取得し、金融先物取引業へと業務の幅を広げました。2010年には株式市場(ジャスダック)へ上場し、資本市場との関わりをより強めています。
その後もM&Aやグループ内の再編を経て、2021年には「日産証券株式会社」が完全子会社化。これにより岡藤ホールディングスは証券分野を中心とした体制を構築し、2023年にグループの方向性を明確にするために、社名を「日産証券グループ株式会社」へと改めました。
この名称変更は、証券ビジネスへの明確な軸足の置き直しと、将来的なグローバル展開を見据えたブランド再構築の一環であり、「岡藤」という創業以来の名前から脱皮し、より未来志向の企業イメージを打ち出すための重要な転換点といえます。
長年にわたり日本の金融業界で多角的に事業を展開してきた同社は、今後も証券・金融・ITを融合させたサービスで、より多様な投資家ニーズに応えていくことが期待されます。
日産証券のグループ会社について
日産証券グループ株式会社は、日産証券株式会社、日産証券インベストメント株式会社、NS FinTech 株式会社、NSシステムズ株式会社、岡藤商事株式会社(〜2022年)、日産管理顧問股份有限公司で成り立っています。
日産証券株式会社
日産証券株式会社は、金融商品取引業と商品先物取引業を営む証券会社です。
東京証券取引所、大阪取引所、東京金融取引所、東京商品取引所、堂島取引所などの取引所にも加入しており、国内5取引所の参加者資格を持つ唯一の証券会社です。
日産証券インベストメント株式会社
日産証券インベストメント株式会社は、日産証券グループのIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として、顧客の資産形成をサポートする会社です。
2016年に徳島インベストメント株式会社として設立され、2024年1月1日に日産証券グループの完全子会社となり、現社名に変更されました。
NS FinTech 株式会社
NS FinTech株式会社は、金融とITサービスを融合させたFinTechサービスを提供する会社です。具体的には、金融機関向けのコンサルティング、特に国際規制対応やリスク管理、マーケティング支援などを手掛けています。
また、自社開発のアプリケーションやツールを提供し、新規ビジネスの立ち上げやデータベースマーケティングを支援しています。
NSシステムズ株式会社
NSシステムズ株式会社は、日産証券グループのシステム保守・運用を担う会社として設立されました。
グループ全体のIT戦略を支え、時代や環境の変化に合わせて進化・成長することを目指しています。システム保守・運用で培った経験を活かし、グループ外の顧客の課題解決も支援しています。
岡藤商事株式会社
岡藤商事株式会社は、商品先物取引や貴金属地金販売などを手がける企業として設立されました。
日産証券に吸収分割(金融商品取引業の一部、貴金属地金販売業、それに附帯する事業を日産証券株式会社に、自己売買に関する業務、その他管理運営に関する業務をNSトレーディング株式会社に)の方法で継承し、2022年9月30日開催の臨時株主総会にて解散しています。
日産管理顧問股份有限公司
日産証券グループ株式会社の子会社で、主に情報収集、業務・システムサポートを事業内容としている企業です。
設立は2019年3月7日で、資本金は650万NTD、本店所在地は台湾の台北市です。
日産証券グループ株式会社の口コミ・評判は?
日産証券グループを利用したことのあるユーザーの声や、外部メディア・掲示板などに見られる評判をもとに、その実態を探っていきます。
動向を気にしているネットユーザーは多い
名前が知られているだけあって、先物取引に関心のあるインターネットユーザーは、日産証券グループ株式会社の動向を気にしているようです。
8705 日産証券グループ(株)
+2 +1.20%
来週S高買い気配、
配当予想の増額修正と株主優待制度の導入を好感https://t.co/3qOf9KDDG9— tokit (@tokit265396) July 22, 2025
8705 日産証券グループ(株)
-3(-1.78%)
これは
超絶材料ですね‼️今日はストップ高かも‼️https://t.co/qVrNBP3n76
— jjyiioy (@jjyiioy) July 21, 2025
会社の動向が株価に及ぼす影響は少なくありません。リアルタイムで日産証券グループ株式会社の取り組みを追っている人も多いようです。
トレーダーは、日産証券グループ株式会社のことが気になっている
ネームバリューもあって会社の取り組みによっては、経済的なインパクトを及ぼすこともあるため、トレーダー達は日産証券グループ株式会社のことをよく知っています。
8705 日産証券グループ(株)
+1(+0.61%)
速報!絶好調ですね!四季報が上に業績予想更新したぞ!!https://t.co/0ZYmB4jf8r— kabuzzujp (@kabuzzujp) July 12, 2025
8705日産証券グループ
台湾の大手先物取引業者より取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)の取引受託開始に関するお知らせ— たかぴー (@takahirokabuu) July 10, 2025
投資判断もあり 日産証券グループ (8705) より 株主優待 到着2025年6月 https://t.co/oi60M3RYyB
— 株主優待情報byTAKUMI (@TAKUMI_KABU) June 18, 2025
2020年以降、コロナウィルスによって経済低迷が始まりつつあったため、日産証券グループ株式会社が今後、どのような展開を見せてサービス展開していくか、注目が集まっています。2025年6月に上場1周年記念株主優待を実施した際は、SNSでも賑わいました。
日産証券グループ株式会社の採用情報
ここからは、日産証券グループ株式会社の採用情報について解説します。
新卒採用
職種 | 【総合職】国内リテール営業 【一般職】営業事務 |
仕事内容 | 【総合職】 個人客を中心とし、株式・資信託・外国株式・商品デリバティブ・金地金などの ニーズに合った商品を提供し、資産形成のアドバイスを行う。 【一般職】 |
応募資格 | 全学部・全学科 |
勤務地 | 埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、岡山、福岡 |
勤務時間 | 8:30~17:30 ※実働8時間 |
給与 | 【総合職】 272,000円(固定残業代 52,000円含む) ※時間外手当は、時間外労働の有無にかかわらず30時間分を固定残業代として支給 ※30時間を越える時間外労働は追加で支給 【一般職】 |
休日・休暇 | 125日 完全週休2日制(土・日)、祝祭日、年末年始、 特別休暇(結婚休暇、出産休暇、忌服休暇、私傷病による休暇、その他)、 有給休暇、産前産後休暇、育児・介護休業 |
日産証券グループ株式会社は、たくさんの金融商品を、対面取引・インターネット取引・コールセンターといった多彩な方法で提供しているのが強みのひとつ。新卒入社後は新人研修やフォローアップ研修、OJT研修など手厚い研修が行われます。
中途採用
職種 | 国際業務(ジュニアレベル) |
仕事内容 | ・注文執行/テクニカルサポート ・リレーションシップマネジメント ・取引先である国内外のプロップファーム、ヘッジファンド、各種金融機関等の窓口 |
応募資格 | ・大卒以上 ・証券一種外務員資格 ・英語力(ビジネスレベル) ・金融及びIT分野への関心 ※必須条件 |
勤務地 | 本社(東京) |
勤務時間 | シフト制 ※24時間対応のため夜勤および休日出勤あり |
給与 | 当社規程による |
休日・休暇 | 125日 完全週休2日制(土・日)、祝祭日、年末年始、 特別休暇(結婚休暇、出産休暇、忌服休暇、私傷病による休暇、その他)、 有給休暇、産前産後休暇、育児・介護休業 |
日産証券グループ株式会社の中途採用は、基本的に経験者や資格保持者の募集が多いようです。上記で紹介している「国際業務」の場合は英語力が必須のため、英語に自信のある方はぜひ検討してみると良いでしょう。日本人以外の採用も同時に行っています。
営業の募集も、営業経験があり、証券一種外務員資格を持っていることが必須の条件となっています。
まとめ|日産証券グループは“これから資産運用を始めたい人”にこそおすすめの証券会社
本記事では、日産証券グループ株式会社の基本情報から歴史、サービス内容、評判、そして今後の展望に至るまでを詳しく解説しました。
日産証券グループは、1948年創業という長い歴史を持ちながらも、常に時代に即した進化を遂げてきた企業です。証券・商品取引・ITの融合という他社にはない強みを活かし、若年層のニーズにも応えられる柔軟なサービスを展開しています。
特に注目したいのは、証券取引所5市場すべての会員である点や、FinTechを活用した取引環境の整備、そしてIFAやロボアドバイザーを活用した資産形成サポート体制です。これらの特徴は、投資初心者にとっても安心して始められる要素となっています。
ネット上の口コミや評判を見ても、ユーザーの満足度は高く、日産証券グループはこれから資産運用にチャレンジしたい人々にとって、信頼できる「パートナー」となる可能性を十分に持っていることがわかります。
将来的にはさらにグローバルな展開やテクノロジー融合型サービスの深化が期待されており、今後も注目すべき証券会社のひとつと言えるでしょう。
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