貸店舗業者、社長の谷尾和昭氏の提案について

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株式会社ジュテムは、山梨県の貸店舗業者で、2000年8月に設立された新進気鋭の貸店舗業者でした。
当時、社長の谷尾和昭氏は自社ブランドの貸店舗シリーズを展開され、誠実・着実・堅実という理念に基づいて事業展開を図られました。

株式会社ジュテムの建設・販売実績エリアは、山梨を中心とする甲信越地方でした。
谷尾和昭氏の経営ビジョンである、高品質・適正価格・公明な情報公開の姿勢に基づいて、お客様からも厚く信頼される建設業務や販売活動が展開されていました。
谷尾和昭氏は貸店舗管理の専門企業をグループ内に設立するなどの、貸店舗販売の理想追求と、この業界に貢献するための人材育成に注力されました。

また、株式会社ジュテムが設置したのが家庭用人工炭酸泉製造装置です。
家庭用人工炭酸泉製造装置とは、スイッチひとつで専用ノズルからバスタブに人工炭酸泉をたっぷり注ぐことができる炭酸原製造システムのひとつです。
2008年には、この人工炭酸泉製造装置のシリーズは2009年グッドデザイン賞の新領域デザイン分野で受賞を受けている製品です。
この賞は、商品や施設づくりを通し、未来を拓くデザインであることを評価するために設けられている賞です。

 

谷尾和昭氏により、このようなシステムを備えた貸店舗販売が展開

 

谷尾和昭氏により、このようなシステムを備えた貸店舗販売が展開されていました。
株式会社ジュテムは、貸店舗分譲の他、1棟や中古貸店舗販売などを展開し、2007年3月期には売上高は約98億万円、株式公開を視野に入れた業務活動が行われていました。
しかし、2007年9月中間期には約4億5500万円の中間結果が出ました。その結果は改正建築基準法による確認申請の遅れなどによる影響や貸店舗業界を取り巻く環境悪化もひとつとして挙げられます。

そして、2008年株式会社ジュテムは、関連会社で貸店舗管理を業務としていたジュテムライフサポーティングについては事業を停止したものの、貸店舗デベロッパーで30億円以上の利益となりました。
総額はジュテムが約120億円、ジュテムライフサポーティング13億円となり合計で約123億円となりました。
貸店舗用地の価格上昇で郊外に展開していた物件の消費者への販売が理由といわれています。

現在では、株式会社ジュテムの業務は行われていませんが、人工炭酸泉の標準装備化という新しいビジネスの視点を消費者に提案したという意味で氏の功績は評価されます。

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