マネックスグループ株式会社の評判は?DEI戦略や採用情報を徹底解説

マネックスグループ株式会社の評判は?DEI戦略や採用情報を徹底解説 金融

マネックスグループ株式会社は、個人投資家を中心に金融サービスを展開するグローバル企業です。

1999年の創業以来、オンライン証券のパイオニアとして業界をリードしてきました。近年では、仮想通貨や資産運用などの分野にも注力し、幅広いフィンテックサービスを提供しています。国内外に多様な子会社を擁し、イノベーションを推進する企業文化が根付いているのも特徴です。

本記事では、マネックスグループの企業概要、主要グループ会社の特徴、DEI戦略、そして口コミ・評判や採用情報までを網羅的に解説。同社の魅力を多角的に掘り下げます。

マネックスグループ株式会社の概要

まずは、マネックスグループの会社概要について見ていきましょう。

会社名 マネックスグループ株式会社
(英文名称:Monex Group, Inc.)
代表取締役 清明 祐子(代表執行役社長CEO)
設立 2004年8月2日
所在地 〒107-6025
東京都港区赤坂1-12-32
アーク森ビル25階
事業内容 金融商品取引業等を営む会社の株式の保有
公式サイト https://www.monexgroup.jp/jp

マネックスグループ株式会社は、2004年に設立され、東京都港区に本社を構える東証プライム上場企業(証券コード:8698)です。設立は2004年となりますが、1999年4月にベンチャー企業として誕生した「株式会社マネックス(同年、マネックス証券株式会社に商号変更)」がマネックスグループ株式会社の前身となります。

オンライン証券、暗号資産取引、資産運用、ベンチャー投資など、幅広い金融サービスを提供しています。企業理念として「個人の自己実現を可能にし、その生涯バランスシートを最良化する」ことを掲げ、個人の経済活動を支援することを目指しています。

「“Money”のYの一歩先を行く“Monex”」というブランドスローガンが印象的です。「お金」という意味の「Money」の「Y」を、ひとつ先の「X」に変えることで、「未来のMONEY」を表現しているそうです。

名前の通り、マネックスグループは「これからの時代にあった未来の金融」を常に考え、つくり続けていく企業なのです。

マネックスグループ株式会社のグループ会社

マネックスグループは、国内外に多くのグループ会社を持ち、それぞれが専門性を活かして事業を展開しています。以下に主要なグループ会社をご紹介します。

マネックス証券株式会社

マネックス証券株式会社

1999年に設立されたマネックス証券は、マネックスグループの中核を担うオンライン証券会社です。株式や投資信託、債券など多様な金融商品を取り扱い、AIやフィンテックを活用したサービスを提供しています。

ロボアドバイザーや投資一任サービスなど、先進的な機能を通じて、投資初心者から上級者まで幅広い顧客層のニーズに応えています。

投資教育にも注力し、顧客の資産形成をサポートしています。

参考:https://www.monexgroup.jp/jp/group_companies/ms.html

トレードステーショングループ(TradeStation Group, Inc.)

トレードステーショングループ(TradeStation Group, Inc.)

米国フロリダ州に本社を置くTradeStationは、個人および機関投資家向けに高度なトレーディング技術と電子取引サービスを提供しています。

デスクトップ、ウェブ、モバイルアプリを通じて、株式、オプション、先物取引のカスタマイズや自動化が可能です。その革新的なプラットフォームは、米国だけではなく、ヨーロッパやアジア市場でも高く評価されています。

参考:https://www.monexgroup.jp/jp/group_companies/ts.html

コインチェック株式会社

コインチェック株式会社

コインチェックは、日本国内で暗号資産取引サービスを提供する企業で、ビットコインをはじめとする多様な暗号資産の売買が可能です。ユーザーにとって使いやすいインターフェースと、セキュリティ対策に注力したプラットフォームを提供しています。

また、NFTマーケットプレイスの運営や、ブロックチェーン技術を活用した新サービスの開発にも取り組んでいます。

参考:https://www.monexgroup.jp/jp/group_companies/coincheck.html

マネックス・アセットマネジメント株式会社

マネックス・アセットマネジメント株式会社

マネックス・アセットマネジメントは、投資信託の運用や資産管理サービスを提供する企業です。個人投資家向けに、リスクとリターンのバランスを考慮した多様な投資商品を展開しています。

また、投資教育や情報提供を通じて、顧客の資産形成を支援しています。

参考:https://www.monexgroup.jp/jp/group_companies/mam.html

3iQ Digital Holdings Inc.

3iQ Digital Holdings Inc.

3iQ Digital Holdingsは、カナダを拠点とするデジタル資産運用会社で、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産に特化した投資商品を提供しています。

マネックスグループとの連携により、グローバルなデジタル資産市場への展開を進めています。

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マネックスベンチャーズ株式会社

マネックスベンチャーズ株式会社

マネックスベンチャーズは、スタートアップ企業への投資を通じて、新たなビジネスの創出と成長を支援するベンチャーキャピタルです。

特にフィンテックやブロックチェーン、AIなどの分野に注目し、革新的な技術やビジネスモデルを持つ企業への投資を行っています。

また、投資先企業との連携を通じて、マネックスグループ全体のイノベーションを促進しています。

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DEIへの取り組み

DEIとは、多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包括性(Inclusion)の頭文字を取ったもので、企業や組織が多様な人々を受け入れ、公平な機会を提供し、すべての人が活躍できる環境を整えることを指します。

マネックスグループは、この「DEI」を重視した企業文化を築いています。創業以来、出身や役職、国籍を問わず自由に意見を述べられる風土を育んできました。この取り組みは、社員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、組織全体の競争力を高めることにつながっています。

マネックスグループのDEIに対する基本的な考え方

マネックスグループは、異なるバックグラウンドを持つ人材が集まり、自由に意見を交わすことで、新たな価値を創出できると考えています。

性別や国籍に関係なく、能力に基づいた人材登用を行い、若手にも裁量のある業務を任せることで、多様な人材が活躍できる環境を整えています。このような取り組みにより、女性や外国人の管理職、20代の管理職が誕生しています。

社内でのDEIの理解と推進

2023年夏に実施された社員アンケートでは、86%がDEIは企業にとって必要不可欠な要素であると回答し、88%がDEIはイノベーションに必要不可欠だと考えています。

経営陣もDEIの重要性を認識しており、研修会を開催するなど、社内での理解促進に努めています。

具体的な取り組み

マネックスグループは、2021年に日本、米国、アジア・パシフィック、クリプトアセット事業の4つのセグメントの人事担当者、DEI推進担当者からなるDEIグローバルステアリンググループを発足しました。このグループは、各社の人材の能力を十分発揮させるため、年に2回開催する報告会で課題への取り組みを共有し、ノウハウを蓄積しています。

また、社内イベントとしてファミリーデーやバーベキューを開催し、従業員の家族に会社を知ってもらうことで、従業員のモチベーション向上を図っています。

米国セグメントのトレードステーションでは、NDC(National Diversity Council)と協力してDEI推進の研修プログラムを開発し、メンターシッププログラムを通じて知識の共有とキャリア形成をサポートしています。

また、社員による草の根活動を支援し、ERG(Employee Resource Group)を通じて帰属意識と戦略的思考を育んでいます。

マネックスグループ株式会社の口コミ・評判は?

マネックスグループ株式会社の口コミ・評判は?
マネックスグループに関心のある人たちは、どのような評判を持っているのか、まとめてみました。

株関連の評判

株に関心がある人たちは、マネックスグループの動向を気にしています。

コロナショックで景気の不安が叫ばれる中の2019年9月と2020年3月、マネックスグループが株主優待として「ビットコイン(BTC)」を500円分贈呈したことが記憶にある方もいるでしょう。

優待で無料でビットコインがもらえたため、仮想通貨に興味がなくてもこの機会に所有してみたという投資家もいたかもしれませんね。

株主優待が関係なくても、マネックスグループの株式動向は多くの投資家が注目しているようです。

採用に関する評判

マネックスグループは、大学生に向けて、積極的にメッセージを発信しています。採用情報に興味のある方は、ぜひマネックスグループの公式採用情報Xアカウント(https://x.com/MONEXrecruit)の発信に注目してください。

また、CEOの松本大氏は過去に、慶應義塾大学の学園祭で学生に向け、自身の体験やインターネットやブロックチェーン技術が見せる未来の姿を語ったことがあります。

外資で働くことを希望している学生や、転職活動を行っている層は、マネックスグループの採用活動を気にしている人が多いようです。

マネックスグループ株式会社の採用情報

マネックスグループは、革新的な金融サービスを提供する企業として、常に新しい人材を求めています。新卒・中途を問わず、多様なバックグラウンドを持つ人々が活躍できる環境を整えています。

最新の情報に関しては、マネックスグループのリクルートサイトまたは、マネックスグループの公式採用情報Xアカウントを確認することをおすすめします。

新卒採用

マネックスグループの新卒採用は、大きく分けて東京(証券ビジネスコース)と青森(カスタマーサービスコース)に分かれます。

今回は、東京(証券ビジネスコース)の新卒採用の情報を紹介します。

職種 証券ビジネスコース
仕事内容 ジョブローテーションを通して多岐にわたる業務を担当
応募資格 ・2026年4月に入社可能な方(新卒・既卒不問)
・当社の想いに共感いただける方
勤務地 マネックスグループ株式会社
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル25F)
勤務時間 8:30~17:00(休憩時間:60分)
※標準労働時間:1日当たり7.5時間
※フレックスタイム制度あり(コアタイム:11~14時)
※在宅勤務制度あり
給与 月額323,270円
※交通費、残業手当を別途支給
休日・休暇 土曜、日曜、祝日
年末年始(12月31日~1月3日)

年次有給休暇(入社月に応じて2~10日)
※初日から利用可
連続休暇(5日)
誕生日休暇(1日)
勤続休暇(勤続5年毎に5日)
その他各種休暇あり
(慶弔、裁判員、結婚、産前産後、配偶者育児、子の看護、介護 など)

マネックスグループの新卒採用(証券ビジネスコース)は、基本的には総合職と考えて良いかと思います。

初期の配属先は希望や特性に応じて決定されますが、将来的にはジョブローテーションを通してマネックスグループの様々な業務に関わっていくことが想定されています。そのため、参考時点での専門知識は問われません。

また、新卒・中途に関わらずすべての社員に関わることですが、ライフイベントに関わる休暇や育児の応援制度などが豊富に用意されているだけではなく、“配偶者”の概念が拡張され、事実婚でも結婚休暇や結婚祝金を得られる制度に変更されている点は注目すべきポイントだと言えます。

中途採用

マネックスグループでの中途採用は、2025年5月時点で以下の職種の求人が掲載されています。

【セキュリティ】
・コーポレートエンジニア(サイバーセキュリティ)
・情報セキュリティ担当
【コーポレート】
・人事(中途採用担当)
・人事(新卒採用担当)
・経理

基本的に、中途採用はどの職種であっても一定の経験を積んだ人が対象となっています。今回は、中途採用の一例として、「人事(新卒採用担当)」の募集要項を見てみましょう。

職種 人事(新卒採用担当)
仕事内容 マネックスグループおよびマネックス証券における
新卒採用の企画・運用全般
応募資格 ・事業会社での新卒採用経験(3年以上)
・母集団形成〜クロージング〜入社準備まで、
採用フローの最初から最後まで一貫して携わった経験
※必須条件

・エンジニア新卒採用の経験
・新人研修の企画に携わった経験
・採用広報の経験
・金融業界での経験
・営業やクライアントワークの経験
※歓迎条件

勤務地 マネックスグループ株式会社
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル25F)
勤務時間 8:30~17:00(休憩時間:60分)
※標準労働時間:1日当たり7.5時間
給与 月給:318,400円~415,000円
※経験やスキルに応じて金額は前後する
休日・休暇 土曜、日曜、祝日
年末年始(12月31日~1月3日)

年次有給休暇(入社月に応じて2~10日)
※初日から利用可
連続休暇(5日)
誕生日休暇(1日)
勤続休暇(勤続5年毎に5日)
その他各種休暇あり
(慶弔、裁判員、結婚、産前産後、配偶者育児、子の看護、介護 など)

人事(新卒採用担当)の場合、3年以上の新卒採用経験と採用フローの最初から最後まで一貫して携わった経験が必須の条件となっています。

職種によって仕事内容や条件、給料などは大きく変わりますが、勤務時間や休日・休暇、福利厚生などについては、ほかの職種も同様となっています。また、転勤は基本的にありませんが、本人の希望に応じて検討は可能とのことです。

まとめ|マネックスグループ株式会社の魅力と将来性

マネックスグループ株式会社は、オンライン証券や暗号資産取引といった革新的な金融サービスに加え、グローバル展開やスタートアップ支援、そしてDEIの推進など、時代の最先端を走る企業です。

「未来のMONEY」を体現する企業として、多様性を尊重する社風や、新しい価値創造に挑む姿勢が、求職者や投資家、金融関係者から高く評価されています。

今後も進化を続けるマネックスグループは、大いに成長を期待できる企業です。金融業界で働きたい方、新しいキャリアを模索する方、成長企業への投資を考える方にとって、非常に注目すべき存在といえるでしょう。

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